IE9ピン留め
そして伝説へ
昔々のそのまた昔。
どれくらいかと昔かと聞かれればガチャガチャでガンケシがブームの最先端をいっていた。
と、答えてしまうくらい昔である。
時代の最先端を走るパッション溢れる現代ッ子の皆様は、まずガンケシというものを知らないかもしれません。
なので、まずは<ガンケシ>とは何ぞや?というところから入るため本編の物語から
ダイハード3のアクションシーン並に激しく逸れる事をまご理解願いたく思います。

ガンケシとは、つまり<ガンダムケシゴム>の略称であり、文房具屋やオモチャ屋の前に置かれた
ガチャガチャ言う名の代物に、100円なり入れると出てくるガンダムの形をした消しゴムである。
しかし、消しゴムといっても侮る無かれ。消しゴムの機能としては全くの役立たずであるということだ。
私が小学校の理科のテストの時間で、ふでばこにガンケシを待機させていた猛者はいない。
何故か。
消しゴムの機能とは、紙に書いた鉛筆、もしくはシャープペンシルの文字を消す事にある。
しかし、ガンケシはその文字を消せない。消すどころか汚してしまう。
例えるなら、服にカレーの汁が飛び散ってしまい、慌ててゴシゴシしたことによりシミが広がってしまう。

そんな恐るべき緊急事態である。

つまり、消しゴムとしての尊厳が失われたガンダムの形をした消しゴム、というわけだ。
しかし、それだけならまだいい。そんな劣化消しゴムのガンケシで、文字を消そうと擦るものなら
自慢のニューガンダムの足元が黒く汚れてしまう。
いかに大事なテストが汚れようとも自慢のニューガンダムが汚れてしまう事だけは耐えられないのである。
さて、まとめるとガンケシというものは消しゴムとしても、おもちゃとしても不十分な代物である。という事だ。

皆様、理解していただけたでしょうか?

で、えっと。何の話でしたっけ?
あぁ、そうそう。このお話は昔々、ガンケシが流行っていたくらい昔のお話、ということが言いたかったんでした。

さてそのくらいの昔のこと、おじいさんとおばあさんがとても仲良く暮らしていました。






「おじいさん、逃げて!!串刺しにされるよッッ!!」
と、おじいさんにとっては中々スリリングな、綱渡りのような一か八かの生活をしていました。

そしておばあさんは、おじいさんより攻撃力が高いので山へ芝刈りに。

おじいさんは、ニブルや闇属性ひしめく敵との戦いの為川へ洗濯にいきました。


おばあさんが自慢の槍捌きをお披露目しつつ、草をBOTのように刈っていると
目の前に、不思議な輝く草を見つけました。これに、おばあさんはたいそう驚き・・・
おぉ・・・これは何と不思議なことじゃ・・・・これは伝説の・・・もしや神が・・・











おばあさんは神の啓示より、自身の金銭的欲求を満たすために輝く草を刈りました。
するとどうでしょう。輝く草のなかから、
キャメロンディアスと、ジュリアロバーツと、セリーヌディオンを足して3で割ったような絶世の美女が現れたのです。

その美しさは、もう誰が見てもマガジンアイドルグランプリを総ナメしてしまう美しさです。
おばあさんは、丁寧でおしとやかなその女の子をすぐに気に入り家に連れて帰りました。



一方、その頃。

おじいさんが川で一生懸命に洗濯していると、ドンブラコッコドンブラコッコ
通常ありえない擬音をたてて、桃が!!ピーチが!!流れてきました。

しかし、おじいさんはすぐ拾う事をしません。こう見えて用心深いんです。
家にいるとき、台所のガスの元栓が開いてないか、30分置きに確認してしまうくらい用心深いんです。
おじいさんは殺人事件の現場で人知れず推理するコナン君のように考えを巡らせます。

そもそも川の上流から大きな桃が流れおりてくるなんて到底ありあえないわけで、もしかしたらこれは、この村を、川を狙う強大な何か麻薬とかを扱う裏組織がバックで動いてて、この桃型・細菌兵器を川に流す事によって、村の人間を皆殺しにしてしますかもしれない・・・いや、村の女性だけは生かしておいて、いざというとき、あんなことや、こんなことをさせてしまうかもしれない・・・むむむ、ソレは許せない。いや、どちらかといって無理言って一緒に参加させてほしい・・いや、でも、もしそんな裏組織の奴らに便乗して協力したのがバレたなら、ウチのばあさんに鬼神の如きそのチカラで槍の重さとスキルレベルで攻撃力が増加する、槍を突き上げて発生させた旋風で5連続攻撃を喰らうに違いない・・いや、むしろこの桃型・細菌兵器でいっそばあさんから先に狙うべきか・・・・

長いよ!!!!
というわけで、あんまり考えてもカラダに毒なのでここは第6感、シックスセンスに任せて
この桃を割るべきだと判断したおじいさんは、もっていたアークワンドで桃をカチ割りました。
すると、どうでしょう!!
中から、可愛らしい玉のような赤ん坊が・・・・・・!!!!!




















生まれませんでしたッ!!!!!!!!!!!!
それはある意味、細菌兵器よりタチの悪い醜い容姿でした。
ananで抱かれたくない桃から生まれた人・5週連続で首位に輝き続けてしまいそうです。
おじいさんは、すぐさま奴の足に重りを付け、川へ流し戻そうとしましたが、奴は暴れて言う事を聞きません。
おじいさんは仕方なしに、その桃から生まれた物体を家へ持ち帰りました。


おじいさんとおばあさんは家に帰ってビックリ仰天。

どちらも赤ん坊を連れて帰ってくるという奇妙な現象なのに、何故かおじいさんは余所で赤ん坊を作ったと勘違いされ
おばあさんにしこたま槍で突かれた後、多額の慰謝料を請求しましたが
おじいさんの必死の弁明により、おじいさんが瀕死、という以外では無事事無きを得ました。

そして、おじいさんが拾ってきた男の子はあまりに人の神経を逆撫でするため
何度か外にポイ捨てしましたが、しつこく舞い戻ってくるという、ゴキブリのような脅威の生命力・粘着力を見せ
仕方なしに、そのまま2人の赤ん坊を育てることにしました。

可愛らしい女の子には「柚子姫」と名付け、小汚い男の子には「ヤン太郎」と名付けました。


小汚い上に・妙に自意識過剰なヤン太郎のほうは、何度か山に捨てては戻ってくるという不毛な繰り返しをしていましたが
後半はおじいさんも、おばあさんも半ばヤケクソで、これも神の思し召し・・・と思い持久力のいる育児を強いられました。




そして、時は流れ2人の赤ん坊はスクスクと育ちました。

柚子姫はたんと可愛がられ大事に育てられましたが、ヤン太郎はとても厳しく躾をしました。
柚子姫にはもてる限りの財力を使用した豪華なオードブルを。
ヤン太郎には、トップブリーダー推薦のワンちゃん大好き・ペディグリーチャムを与え続けました。

そして、そんなある日。
柚子姫の美しさは、全世界瞬く間に噂としてネットなどの口コミで広まり
おじいさんと、おばあさんと、柚子姫はお城の舞踏会に招待されたのです。

これにおばあさんは大喜びです。

私は、赤いビロードの服を着て、イギリス製のレース飾りをドレス中に散りばめて
 金の花模様のマントを着て、とっておきのダイヤモンドのブローチをつけるわ!!


と、当の柚子姫より興奮しており、おじいさんの通帳を痛める発言を繰り返していました。
流石、プラダの悪魔。

勿論、人生の、地球の、ROの、神様の汚点でもあるヤン太郎はお留守番です。



こうして3人はお城へでかけていきました。
その後ろ姿がすっかり見えなくなってしまうと、ヤン太郎は悲しくて泣けてきました。
本当は一緒に行きたくてたまらなかったのです!

そのときです。
ヤン太郎の後ろに妙ちくりんな帽子をかぶった魔女が現れました。



魔女はビューティーコロシアムのカリスマデザイナーのような口ぶりで喋りました。
そして、魔女はヤン太郎に杖をかざし、「チチンプイプイ」 とアダルト路線スレスレの魔法を唱え始めました。







マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。マハリ~クマハ~リタヤンバラヤンヤンヤン。












「凍り死ねッ!!!!!!」

と、魔法詠唱中に聞こえたりしましたが恐らく気のせいでしょう。幻聴です。
そして、氷舞う嵐の中、ヤン太郎は見違えるような美しい容姿で現れたのです!!!
























































































※文中不適切な映像がありましたことを心より深くお詫び申し上げます。


こうして無事、進化という名の成長を遂げたヤン太郎は魔法使いに充分な御礼も言わないまま
魔法使いが用意してくれた盗蟲を魔法で代えたペコペコにまたがり、お城を目指すのでした。

道中は決してヌルイものではありませんでした。只でさえ敵を作りやすいその性格が災いし、
ヤンキー漫画の主人公のようにからまれるヤン太郎です。

あるときは、凶暴で獰猛な野犬の群れに襲われたり。

あるときは、さびれた温泉街を荒らすような猿の集団に襲われたり。

あるときは、ハリーポッターに出てきそうな怪鳥に襲われたり。


こういった並み居る猛獣たちを蹴散らしながら進んでいきました。
ヤン太郎はヤン太郎で、人を引き寄せる魅力というものが皆無、といっていいほど持ち合わせていないので
きびダンゴを付与するだけで、そう簡単に仲間にできる安い連中はいませんでした。

それでも、ヤン太郎はお城の舞踏会目指してあくなき、先無き道を進んでいきます。


















チャチャチャ~チャチャチャ~

タララララララララ~・・・・

ふとした瞬間にぃ~

視線がぶつ~かる~

幸せのトキメキ~

覚えている~でしょ~

パッステル~カラ~の

季節に~恋~した

あの日のよに~

輝い~てる~

アナタ~でい~てね~

チャラララチャラララ

負けないで~も~う少し

さ~いごまで走りぬ~けて~

どんなには~なれてても~

ここ~ろは側にいるわ~

感~じて~ね

みつ~める

ひ~★

と~★

み~★

チャラララチャラララチャ~・・・




こうして幾度の苦難を乗り越えてきたヤン太郎。思い出すたびその瞳に涙がこぼれます。(笑って)
そんな、ヤン太郎の旅もいよいよゴールとなりました。舞踏会の会場であるお城にようやく着いたのです。








そしてヤン太郎は無事、王子様との出会いを果たし・・・・







































幸せに暮らしましたとさ★







おしまい





この作品は曖昧なフィクションです。
実在の人物、事件、団体などには、きっと関係ありません。



おまけ:人物紹介
# by yonkoma | 2006-11-23 20:49


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